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音声日記の始め方

NotebookLMと音声日記を組み合わせる新しい習慣術【プロンプト例付き】

著者声景編集部·

「書く日記は続かないけれど、録音するだけなら続けられる」という方が増えています。さらに進んで、録音した音声をNotebookLMで整理・活用する新しい音声日記のスタイルが注目されています。この記事では、録音とNotebookLMを組み合わせることで、音声日記が単なる記録を超えた「知識の蓄積」になる方法を、初心者向けの音声直接アップから上級者向けの文字起こしフローまで、プロンプト例を交えて解説します。

新しい音声日記のコンセプト:録音→蓄積→AIで振り返り

従来の音声日記は「録音→聴き返す」で完結していました。新しいスタイルは「録音→NotebookLMに蓄積→AIが整理・質問応答」というフローです。

このフローの最大のメリットは、過去の日記が「検索可能な知識ベース」になることです。1年前に話したこと、先月気になっていたこと——これらをキーワードで引き出せるようになると、音声日記がただの日記を超えて「自分の思考の外付けハードディスク」として機能し始めます。

NotebookLMへの蓄積方法は大きく2つあります。文字起こしなしで音声ファイルをそのままアップロードする方法と、一度テキスト化してからアップロードする方法です。どちらを選ぶかは、続けやすさと分析精度のどちらを優先するかによります。

実践フロー:初心者向けと上級者向けの2段構成

初心者向け:音声ファイルを直接アップロードする

文字起こしの手間なしにNotebookLMに取り込めるのが、音声ファイルの直接アップロードです。NotebookLMはmp3・m4a・wavなどの一般的な音声フォーマットをソースとして受け付けています。

**「えー」「あー」が入っていても問題ありません。**日記として話す際に言葉が詰まったり、まとまらないまま録音しても、NotebookLMは内容を解釈して質問に答えてくれます。完璧に話そうとしなくていいので、録音のハードルが下がります。

手順はシンプルです。

  1. スマホのボイスメモやLISTENで録音する
  2. NotebookLMのノートブックを開き「ソースを追加」から音声ファイルをアップロードする
  3. チャット欄から質問を投げかけて振り返る

1ノートブックあたりのソース上限は50件です。毎日録音すると約1.5ヶ月分が上限になるため、月ごとにノートブックを分けるか、週ごとにまとめて1ファイルにするなどの運用が現実的です。

上級者向け:文字起こし→アップロードで分析精度を上げる

より細かいプロンプト分析を行いたい場合は、一度テキスト化してからノートブックに入れる方法が確実です。テキストデータはNotebookLMが参照しやすく、「〇月〇日の記録を引用してください」のような具体的な参照にも対応しやすくなります。

STEP 1:毎日の録音(1〜5分) スマホのボイスメモやLISTENで録音します。まとまっていなくてOK。今日感じたこと、考えたことを話します。

STEP 2:文字起こし Whisper対応のアプリやChatGPTのRecord Mode、LISTENの自動文字起こし機能でテキスト化します。完全に正確でなくても構いません。

STEP 3:NotebookLMに追加 テキスト化した日記をGoogleドキュメントにまとめてNotebookLMのノートブックに追加します。週単位でまとめてアップロードするのが現実的です。

STEP 4:AIに質問して振り返り 「先月、何が自分のストレス要因になっていた?」「最近よく出てくるテーマは?」という問いをNotebookLMのチャットで投げかけると、蓄積した日記から傾向を読み取った回答が返ってきます。

音声ファイルを直接アップロードする方法

NotebookLMでの音声直接アップロードの操作手順を改めて整理します。

  1. notebooklm.google.com にGoogleアカウントでアクセスする
  2. 「新しいノートブック」を作成する
  3. 「ソースを追加」ボタンをクリックし、「ファイルをアップロード」を選択する
  4. 音声ファイル(mp3・m4a・wav など)を選択してアップロードする
  5. 処理が完了したらチャット欄から質問できるようになる

複数日分をまとめて入れると、NotebookLMがそれらを横断して分析できます。ただし前述の通り1ノートブック50ソース上限があるため、運用設計が重要です。ひと月分をひとつのノートブックにまとめる「月別ノートブック」方式が管理しやすくおすすめです。

音声で録音する際のポイントとして、冒頭に「〇月〇日」と日付を声で読み上げておくと、NotebookLMが時系列を把握しやすくなります。

iPhoneのボイスメモアプリから直接アップロードする場合は、以下の手順です。

  1. iPhoneの「ボイスメモ」アプリを開く
  2. 保存したい音声を長押し → 「共有」をタップ
  3. 共有先でNotebookLMアプリ(またはブラウザ)を選択
  4. 対象のノートブックに追加する

Android・PCブラウザからでも同様の操作ができます。MP3・M4A・WAV形式に対応しています。

NotebookLMに聞くプロンプト例5選

NotebookLMに日記を蓄積したあと、何を聞けばいいか迷う方のために、特に効果的な5つのプロンプトを紹介します。そのままコピーして使えます。


プロンプト①:繰り返しテーマの抽出

この日記の中で繰り返し登場しているテーマやキーワードを5〜10個挙げてください。それぞれが何日分の記録に登場しているかも教えてください。

プロンプト②:感情の変化パターン

日記全体を通じて、感情(ポジティブ・ネガティブ・中立)のパターンはどのように変化していますか?特に感情が強く表れている日はいつで、どんな出来事が関係していましたか?

プロンプト③:自分が大切にしていること(価値観分析)

この日記を読んで、書いた人が無意識に大切にしている価値観や優先事項は何だと思いますか?言葉にしていなくても、行動や感情の傾向から読み取れることを教えてください。

プロンプト④:月次の変化サマリー

この1ヶ月の日記を振り返って、月初と月末で考え方や状況がどのように変化したかをサマリーにまとめてください。成長・変化・継続中の課題の3つの観点で整理してください。

プロンプト⑤:思考の癖を探る

この日記から読み取れる「思考の癖」や「物事のとらえ方のパターン」はありますか?例えば、困ったときに外に原因を求めやすいか・自分に向けやすいか、といった傾向も含めて教えてください。

これらのプロンプトは2〜4週間分以上の日記が蓄積されてから使うと、より具体的な回答が返ってきます。最初の1週間は録ることだけに集中し、データが貯まってから分析に進む流れがおすすめです。

自己分析として使うには、問いの質が重要です。NotebookLMを「日記をまとめてくれるツール」として使うと、出力が表面的になりがちです。

感情パターンを浮かび上がらせる問い:

  • 「今月の記録を読んで、私がポジティブな気持ちになっていたのはどんな状況ですか?」
  • 「逆に、消耗している・しんどいと言っている場面はどんな状況が多いですか?」
  • 「繰り返し出てきているテーマや言葉はありますか?」

自己理解を深める問い:

  • 「今月の自分の言葉から、私が大切にしていそうな価値観を3つ挙げてください」
  • 「この記録を見て、来月の自分に一言アドバイスするとしたら何と言いますか?」

これらの問いへの回答は、普段の日記には書かれない視点を引き出してくれます。

月次ワークフロー:毎日1分→週末15分→月末30分

音声日記をNotebookLMと組み合わせて継続するには、無理のないリズムを作ることが重要です。以下のタイムラインを参考にしてください。

毎日(1分) 寝る前や通勤中などに、今日感じたことや考えたことを1〜3分録音します。完璧な内容でなくていいです。「今日はしんどかった」「〇〇のことが気になっている」程度でも記録として十分です。

週末(15分) 1週間分の録音を振り返ります。音声直接アップの方はそのままノートブックに追加するだけです。文字起こし派は週末にまとめてテキスト化してアップロードします。NotebookLMに「今週のざっくりしたまとめを教えて」と聞いてみると、週の流れを5分で把握できます。

月末(30分) 上記のプロンプト④「月次サマリー」を使い、1ヶ月分の振り返りを行います。前月のノートブックと比較しながら変化を確認するのが、継続モチベーションにつながります。NotebookLMの音声概要機能を使うと「先月の自分の日記まとめポッドキャスト」を生成でき、散歩しながら聴くことができます。

このワークフローで重要なのは、月末の30分を「楽しみ」として設計することです。分析が義務になると続きません。「先月の自分が何を考えていたかを知る」という探索の感覚で取り組むと、長期的に継続しやすくなります。

NotebookLMで「音声日記を育てる」使い方

NotebookLMの音声概要機能を使って「先月の自分の日記まとめポッドキャスト」を作ることもできます。1ヶ月分の日記をアップロードして音声概要を生成すると、AIが1ヶ月の変化や気づきをまとめたポッドキャスト形式の音声を作ってくれます。

この機能を使うと、1ヶ月分の音声日記から「先月の自分を振り返るポッドキャスト」が自動生成されます。自分の発言を第三者視点でまとめてもらう、という体験は振り返りの質を変えます。日本語での音声概要生成は2025年4月に対応し、現在は自然な日本語で生成されます。

これを散歩しながら聴くと、「先月の自分が今月の自分に話しかける」という不思議な体験ができます。テキストで読み返すより、音声で聴く方が感情的な共鳴が起きやすいのもこの形式の面白さです。

NotebookLMを音声日記の整理に使うことで、「自分がいつ一番イライラするか」のような、自分ではぼんやり気づいていたことがデータとして確認できることがあります。

声景編集部の見解

NotebookLMと音声日記を組み合わせると、「書くのは苦手でも話すなら続けられる」方が「読み返す価値のある日記」を持てるようになります。特に音声直接アップの方式が使えるようになったことで、文字起こしという最大のハードルが取り除かれました。声で蓄積された思考が、後からAIを通じて新しい視点で返ってくるのは独特の体験です。

声景(Koekei)は、録音しながらAIがリアルタイムで「問いのカード」を差し込むジャーナリングツールです。声景で話した内容をNotebookLMに蓄積するフローは、思考の発散→蓄積→振り返りの完全なサイクルを作ります。現在β版のウェイトリストを受け付けています。

声景(Koekei)とNotebookLMは目的が異なります。声景は「録音しながらAIが問いを返してくれる」リアルタイム型ツール。NotebookLMは「蓄積した記録をあとから分析する」事後整理型ツールです。この2つを組み合わせると、声景で話すことでAIの問いかけで思考が深まり、内容の濃い音声が録音できます。そして、NotebookLMに声景での録音を定期的にアップロードして蓄積し、月末に「今月の自分のパターン」を分析することで、より深い自己理解につながります。声景だけでは「今この瞬間の深掘り」に強く、長期的な自己分析はしにくいですが、NotebookLMだけでは「話す内容が浅い」まま蓄積されやすいという課題を、両方使うことで補完できます。

まとめ

  • NotebookLMへの蓄積は「音声直接アップ(初心者向け)」と「文字起こし→アップ(上級者向け)」の2通り
  • 音声直接アップでは「えー」「あー」が入っていても問題なく、録音のハードルが下がる
  • 1ノートブックのソース上限は50件のため、月別ノートブック方式での運用がおすすめ
  • 繰り返しテーマ・感情変化・価値観・月次サマリー・思考の癖の5プロンプトが特に効果的
  • 毎日1分録音→週末15分追加→月末30分振り返りのリズムで無理なく継続できる

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NotebookLMで音声日記をさらに活用するためのプロンプト集

NotebookLMを音声日記と組み合わせて使う際に、さらに深い自己理解や感情整理を促すためのプロンプトを、カテゴリー別に紹介します。これらのプロンプトを活用することで、NotebookLMは単なる記録ツールから、自己発見を深めるための強力なパートナーへと進化します。

自己分析を深めるプロンプト

自分の思考パターンや価値観を掘り下げ、まだ気づいていない自己の側面を発見するためのプロンプトです。

  1. 本当に気にしていることを見つける:
    私が「気になっている」と感じている出来事の中で、最も強く感情が反応しているのはどの部分ですか?
    
  2. 価値観の言語化:
    この日記の内容から、私が大切にしている価値観や信念を読み取れますか?
    
  3. 思考の癖を見つける:
    私がよく使う言葉のパターンや、思考の傾向を教えてください。
    
  4. 強みの発見:
    この日記の内容から、私が得意にしていること・自然にできていることはどんなことですか?
    
  5. 言葉にできていない気持ちを引き出す:
    日記の中で「よくわからない」「モヤモヤする」と言っている部分について、言葉にするとしたらどんな感情だと思いますか?
    

感情整理を助けるプロンプト

日々の感情を整理し、ストレスの原因を特定したり、ポジティブな感情をより深く理解するためのプロンプトです。

  1. 今日の感情のメインカラー:
    この日記全体のトーンを色に例えるとしたら何色ですか?その理由も教えてください。
    
  2. 何に疲れているかを見つける:
    「疲れた」「しんどい」という感覚の原因として、何が最も影響しているように見えますか?
    
  3. 怒りの奥にあるものを探す:
    私が怒りや苛立ちを感じている場面で、その感情の奥に隠れている気持ちは何だと思いますか?
    
  4. 喜びの源泉を言語化する:
    この日記の中で私が一番嬉しかった・楽しかったと感じていたのはどの場面ですか?
    
  5. 感情の「なぜ」を深掘りする:
    今日の一番強い感情について、「なぜそう感じたのか」を3段階で掘り下げてください。
    

目標達成と振り返りを促進するプロンプト

目標設定、進捗の確認、そして過去の行動から学びを得るためのプロンプトです。

  1. 今週の収穫を整理する:
    この1週間の日記から、学んだことや気づいたことを3つ挙げてください。
    
  2. 繰り返し先送りしていることを見つける:
    「やろうと思っているけどできていない」と言及していることはありますか?
    
  3. 宣言と実行のギャップを確認する:
    先週・先月に「やる」と言っていたことで、実際にできたこととできなかったことを整理してください。
    
  4. 理想の1日を言語化する:
    この日記の内容から、私が「こんな1日を過ごしたい」と思っている状態を描写してください。
    
  5. 3ヶ月後の自分に向けたメッセージを作る:
    この日記から読み取れる課題と可能性を踏まえて、3ヶ月後の私が振り返ったときに「あのとき気づいてよかった」と思えるようなメッセージを書いてください。
    

これらのプロンプトを使用する際は、一度にすべてを試すのではなく、1つまたは2つを選んで深く掘り下げてみてください。また、週次または月次で日記をまとめてアップロードし、振り返り用のプロンプトを使用すると、より効果的な分析が可能になります。

NotebookLM活用の注意点

NotebookLMの無料版には利用制限がある場合があります。特に音声概要の生成には回数制限があるため、ノートブックの作成やプロンプトの実行は計画的に行うことをお勧めします。

声景(Koekei)のようなAIジャーナリングツールとNotebookLMを組み合わせることで、思考の深化から記録、そして分析まで、一貫した自己理解のサイクルを構築できます。まず声景で毎日話す習慣をつくり、月末にNotebookLMで整理する——このサイクルが長期的な自己理解の深化に有効だと考えています。

声景(Koekei)は音声ジャーナリングの習慣化と自己理解の観点から、NotebookLMとの組み合わせを積極的に紹介しています。声景が「話しながら深める」ツールとして機能する一方、NotebookLMは「蓄積した声を振り返る」ツールとして機能します。

まとめ

  • NotebookLMへの蓄積は「音声直接アップ(初心者向け)」と「文字起こし→アップ(上級者向け)」の2通り
  • 音声直接アップでは「えー」「あー」が入っていても問題なく、録音のハードルが下がる
  • 1ノートブックのソース上限は50件のため、月別ノートブック方式での運用がおすすめ
  • 繰り返しテーマ・感情変化・価値観・月次サマリー・思考の癖の5プロンプトが特に効果的
  • 毎日1分録音→週末15分追加→月末30分振り返りのリズムで無理なく継続できる
  • 声景と組み合わせることで、思考の深化から記録、分析まで一貫した自己理解のサイクルを構築可能

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