NotebookLMと音声日記を組み合わせてAI対話式思考整理をする方法
「音声日記は続けているけど、録りっぱなしになっている」という声をよく聞きます。録音データをただ積み上げるだけでなく、思考整理に活かしたい——そのニーズに答えるのが、GoogleのNotebookLMと音声日記を組み合わせたワークフローです。この記事では、AI対話式の思考整理を実現する具体的な方法を紹介します。
NotebookLMとは
NotebookLMはGoogleが提供するAIノートツールで、自分がアップロードした文書・テキスト・音声を「知識ベース」として登録し、AIと対話しながら思考を深められます。
重要なのは、外部のWebを検索せず「自分がアップロードしたデータだけ」を根拠に回答することです。つまり、自分の音声日記を文字起こしてアップロードすれば、「自分の過去の発言・考え・体験」を根拠にAIと対話できます。
基本ワークフロー
Step1:音声日記を文字起こしする
音声日記を録ったら、文字起こしツールで文字に変換します。iPhoneのボイスメモには自動文字起こし機能が内蔵されています。その他、Whisper、Adobe Podcastの文字起こし機能、Notta、Notionのオーディオ機能なども使えます。精度は完璧でなくていいです。大意が伝われば十分です。iPhoneのボイスメモアプリで録音した音声は、iOS 17以降で自動的にテキスト化されます。再生画面の下部にトランスクリプトが表示されます。Androidの場合、Googleドキュメントを開き、「ツール」→「音声入力」を使って録音内容を読み上げるか、Google Recorderアプリで録音すると自動でテキスト化されます。
Step2:NotebookLMにテキストをアップロードする
NotebookLMのプロジェクトを作成し、文字起こしテキストをソースとして追加します。1週間分まとめて追加するのがおすすめです。毎日追加する必要はありません。週末か月末にまとめて追加します。
- notebooklm.google.com を開く
- 「新しいノートブック」を作成(例: 「2026年3月の音声日記」)
- 「+ソースを追加」→「テキストを貼り付け」でその週/月分のテキストを追加
- 各ファイルに「2026-03-21」などのタイトルをつけておくと振り返りやすい
無料版では1ノートブックにつき最大50ソース追加できます。1ヶ月分(30日分)は余裕で収まります。
Step3:AIに問いを投げる
たとえば以下のような問いをNotebookLMに投げてみましょう:
- 「今週の私が繰り返し話しているテーマは何ですか?」
- 「私が最も不安を感じているのはどんな状況ですか?」
- 「今週の私の思考のパターンを3つに整理してください」
NotebookLMは自分の発言を根拠に回答するため、「自分について知らない誰かに聴いている」ではなく「自分のことを一番知っているAIと対話している」感覚になります。
特に効果的な使い方
月次・四半期レビューに使う
1ヶ月分の音声日記テキストをまとめてアップロードし、「この1ヶ月で私が変化したと思われる点を教えてください」と聞くと、自己成長レポートが自動生成されます。NotebookLMのチャット欄に以下のプロンプトをコピペして使うことも可能です。
月次振り返りプロンプト(基本):
この1ヶ月の日記から、以下を教えてください:
1. 繰り返し登場したテーマや悩みは何ですか?
2. 気分が上向きだった時期はいつ頃で、何がきっかけでしたか?
3. まだ解決していない問いが残っているとしたら何ですか?
思考パターン発見プロンプト:
この日記全体から、私の口癖や繰り返す言い回しのパターンを
3〜5個挙げて、それが示している思考の傾向を分析してください。
自己受容プロンプト:
この1ヶ月で私が「うまくいった」と感じた瞬間と、
「できなかった」と感じた瞬間をそれぞれ抜き出して、
その比率と傾向をコメントしてください。
悩みの整理に使う
特定の悩みについて録った複数の音声日記をアップロードし、「私がこの問題について繰り返し言及していることは何ですか?」と問うと、自分でも気づいていなかったパターンが見えてきます。
意思決定のサポートに使う
重要な決断を前に、関連する音声日記をアップロードして「私のこれまでの発言から、この選択について私が本当に重視していることは何ですか?」と聞くことができます。
この組み合わせで何が変わるか
録音しただけでは気づかなかった「思考の繰り返しパターン」や「気になり続けていること」がAIによって浮かび上がります。日記を書いても「それで?」と感じていた人が、NotebookLMとの対話で「なるほど、ここが核心だったのか」と気づくことがあります。週1回まとめてアップロードする方式でも十分に機能します。
注意点
NotebookLMにアップロードする音声日記のテキストにはプライバシーに関わる情報が含まれることがあります。Googleのサービスへのデータアップロードに伴うリスクを理解した上で使いましょう。
声景編集部の見解
「録りっぱなし」を脱するためのツールとしてNotebookLMは優れていますが、音声日記の文字起こしというひと手間が必要です。将来的には録音と思考整理がシームレスにつながるツールが求められています。声景は「話す段階でAIが深掘りする」ツールとして、NotebookLMは「蓄積を分析する」ツールとして機能します。この2段階フローを完全無料で実践できることを声景編集部は重要視しています。「始めるハードルをゼロに近づけること」が、継続につながると考えるからです。
声景について
声景(Koekei)は、録音しながらAIがリアルタイムで「問いのカード」を差し込むジャーナリングツールです。「今話していること、深掘りしてみますか?」という問いが、その場で思考を整理するきっかけをくれます。現在β版のウェイトリストを受け付けています。
まとめ
- NotebookLMは自分がアップロードした文書を根拠にAIと対話できるツール
- 音声日記の文字起こしをアップロードすると「自分を知るAIアシスタント」になる
- 月次レビュー・悩みの整理・意思決定サポートに特に効果的
NotebookLMと音声日記の組み合わせで、自分だけの取扱説明書を作る
ある日、1ヶ月分の音声日記をNotebookLMに放り込んで「自分がいつ一番イライラするか教えて」と聞いたところ、AIが淡々と「月曜の朝と、締め切り前日の夜が多いようです」と返してきました。言われてみればそのとおりで、自分ではぼんやり気づいていたことが、データとして確認された感覚でした。
NotebookLMと音声日記の組み合わせは、「後から自分を分析できる」という点でユニークです。まるで自分だけの取扱説明書ができたかのように、客観的に自己理解を深めることができます。
iPhoneボイスメモからNotebookLMへの直接アップロード
iPhoneユーザーなら、ボイスメモアプリから直接NotebookLMに録音データをアップロードできます。
- iPhoneの「ボイスメモ」アプリを開く
- 保存したい音声を長押し → 「共有」をタップ
- 共有先でNotebookLMアプリ(またはブラウザ)を選択
- 対象のノートブックに追加する
Android・PCブラウザからでも同様の操作が可能です。MP3・M4A・WAV形式に対応しています。
月別ノートブックで容量上限を回避する
NotebookLMの無料版では、1つのノートブックに追加できるソース数に上限(50個)があります。毎日録音する場合は、「1ヶ月=1ノートブック」として運用し、月が変わったら新しいノートブックを作成すると管理しやすくなります。
問いの質を高めて、自己理解を深める
NotebookLMを単なる「日記の要約ツール」として使うのではなく、問いの質を高めることで、より深い自己分析が可能になります。
感情パターンを浮かび上がらせる問い:
- 「今月の記録を読んで、私がポジティブな気持ちになっていたのはどんな状況ですか?」
- 「逆に、消耗している・しんどいと言っている場面はどんな状況が多いですか?」
- 「繰り返し出てきているテーマや言葉はありますか?」
自己理解を深める問い:
- 「今月の自分の言葉から、私が大切にしていそうな価値観を3つ挙げてください」
- 「この記録を見て、来月の自分に一言アドバイスするとしたら何と言いますか?」
これらの問いへの回答は、普段の日記には書かれない視点を引き出してくれます。
音声概要機能で「先月の自分を振り返るポッドキャスト」を作る
NotebookLMには「音声概要(Audio Overview)」という機能があります。アップロードしたドキュメントや音声をもとに、2人の話し手がその内容を議論するポッドキャスト形式の音声を自動生成します。
この機能を使うと、1ヶ月分の音声日記から「先月の自分を振り返るポッドキャスト」が自動生成されます。自分の発言を第三者視点でまとめてもらう、という体験は振り返りの質を変えます。
日本語での音声概要生成は2025年4月に対応し、現在は自然な日本語で生成されます。
NotebookLM音声日記の完全フロー
「NotebookLMで音声日記を分析したい」——このアイデアに気づいてもフローが複雑に見えて、なかなか実践できていない人は多いと思います。「テキスト化ってどうやるの?」「NotebookLMにどう入れるの?」「プロンプトは何を使えばいい?」
ここでは、全ステップを無料で実践できる形で具体的に解説します。
必要なツール(すべて無料)
| ツール | 用途 |
|---|---|
| スマホ内蔵ボイスメモ / 声景 | 音声録音 |
| iPhone標準文字起こし / Googleドキュメント音声入力 | テキスト化 |
| Google NotebookLM | 分析・振り返り |
有料ツールは一切不要です。
STEP 1: 毎日の録音(5〜15分)
好きな方法で録音してください。この段階は「うまく話そう」とする必要はありません。
おすすめ開始フレーズ(迷ったらここから):
- 「今日の気分は〜」
- 「最近ずっと頭にあること:〜」
- 「今週一番印象に残ったのは〜」
声景を使う場合、AIが沈黙や文脈を読んで「なぜそう感じるんですか?」などの問いを差し込んでくれます。これにより、一人で録るより深い思考が引き出されます。
STEP 2: テキスト化(録音後すぐ〜翌日)
音声をテキストに変換します。完璧な文字起こしは不要です。
iPhoneの場合: 「ボイスメモ」アプリで録音した音声は、iOS 17以降で自動的にテキスト化されます。再生画面の下部にトランスクリプトが表示されます。
Androidの場合: Googleドキュメントを開き、「ツール」→「音声入力」を使って録音内容を読み上げるか、Google Recorderアプリで録音すると自動でテキスト化されます。
その他: 音声ファイルをNotebookLMに直接ソースとして追加できます(音声ファイルのアップロード機能が利用可能な場合)。ただしテキスト化して保存しておくと、後からの検索や引用がしやすくなります。
テキストはメモアプリやGoogleドキュメントに「2026-03-28.txt」のように日付ファイル名で保存してください。
STEP 3: NotebookLMに追加(週次または月次)
毎日追加する必要はありません。週末か月末にまとめて追加します。
- notebooklm.google.com を開く
- 「新しいノートブック」を作成(例: 「2026年3月の音声日記」)
- 「+ソースを追加」→「テキストを貼り付け」でその週/月分のテキストを追加
- 各ファイルに「2026-03-21」などのタイトルをつけておくと振り返りやすい
無料版では1ノートブックにつき最大50ソース追加できます。1ヶ月分(30日分)は余裕で収まります。
STEP 4: 分析プロンプトを使う(月末)
NotebookLMに質問を投げかけ、分析します。以下に、コピペして使えるプロンプトの例をいくつか紹介します。これらのプロンプトを使うことで、NotebookLMはあなたの音声日記から、より深い洞察を引き出すことができます。
自己分析:
この音声日記に繰り返し登場しているテーマやキーワードを3つ抽出してください。
感情整理:
この日記全体のトーンを色に例えるとしたら何色ですか?その理由も教えてください。
目標・振り返り:
この1週間の日記から、学んだことや気づいたことを3つ挙げてください。
より詳細なプロンプト集は、以下のとおりです。
【自己分析】
1. 繰り返しテーマの抽出:この音声日記に繰り返し登場しているテーマやキーワードを3つ抽出してください。
2. 本当に気にしていることを見つける एडमिशन: 私が「気になっている」と感じている出来事の中で、最も強く感情が反応しているのはどの部分ですか?
3. 価値観の言語化:この日記の内容から、私が大切にしている価値観や信念を読み取れますか?
4. 思考の癖を見つける:私がよく使う言葉のパターンや、思考の傾向を教えてください。
5. 強みの発見:この日記の内容から、私が得意にしていること・自然にできていることはどんなことですか?
6. 行動と感情のズレを探す:「やった」と言っていることと、そのときの感情がズレている場面はありますか?
7. 言葉にできていない気持ちを引き出す:日記の中で「よくわからない」「モヤモヤする」と言っている部分について、言葉にするとしたらどんな感情だと思いますか?
8. 人間関係のパターン分析:登場する人物への感情や評価に、何かパターンや傾向はありますか?
9. 自己評価の傾向:私は自分のことをポジティブに評価していますか、ネガティブに評価していますか?どのような言葉からそう感じましたか?
10. 今の自分への一言:この日記を読んだ上で、今の私に一言声をかけるとしたらどんな言葉ですか?
【感情整理】
11. 今日の感情のメインカラー:この日記全体のトーンを色に例えるとしたら何色ですか?その理由も教えてください。
12. 何に疲れているかを見つける:「疲れた」「しんどい」という感覚の原因として、何が最も影響しているように見えますか?
13. 怒りの奥にあるものを探す:私が怒りや苛立ちを感じている場面で、その感情の奥に隠れている気持ちは何だと思いますか?
14. 喜びの源泉を言語化する:この日記の中で私が一番嬉しかった・楽しかったと感じていたのはどの場面ですか?
15. 不安の輪郭をはっきりさせる:私が漠然と不安を感じている内容を、できるだけ具体的に言語化してください。
16. 感情の変化を時系列で追う:この日記の中で、感情がポジティブからネガティブ(またはその逆)に変わった転換点はどこですか?
17. 「比べている相手」を見つける:私が誰かと自分を比べている場面はありますか?それはどんな文脈ですか?
18. 「べき思考」のパターンを探す:「〜しなければならない」「〜であるべきだ」という思考が出てきている箇所を教えてください。
19. 安心できる場所・状況を探す:この日記の中で、私がリラックスしている・安心しているのはどんな状況ですか?
20. 感情の「なぜ」を深掘りする:今日の一番強い感情について、「なぜそう感じたのか」を3段階で掘り下げてください。
【目標・振り返り】
21. 今週の収穫を整理する:この1週間の日記から、学んだことや気づいたことを3つ挙げてください。
22. 繰り返し先送りしていることを見つける:「やろうと思っているけどできていない」と言及していることはありますか?
23. 宣言と実行のギャップを確認する:先週・先月に「やる」と言っていたことで、実際にできたこととできなかったことを整理してください。
24. 来月の自分への手紙を書いてもらう:この日記の内容を踏まえて、1ヶ月後の私へのメッセージを200字程度で書いてください。
25. 優先順位のズレを発見する:私が「大事だ」と言っていることと、実際に時間を使っていることにズレはありますか?
26. 小さな前進を可視化する:先月と比べて、少しでも前に進んでいると感じられることはありますか?
27. 理想の1日を言語化する:この日記の内容から、私が「こんな1日を過ごしたい」と思っている状態を描写してください。
28. エネルギーを消耗していることを特定する:私のエネルギーを最も消耗させているのは何ですか?日記の内容から読み取れることを教えてください。
29. 今すぐできる小さな一歩を提案してもらう:この日記を読んで、明日すぐに実行できる小さなアクションを1つだけ提案してください。
30. 3ヶ月後の自分に向けたメッセージを作る:この日記から読み取れる課題と可能性を踏まえて、3ヶ月後の私が振り返ったときに「あのとき気づいてよかった」と思えるようなメッセージを書いてください。
STEP 5: 月次アーカイブ化(月末)
NotebookLMのStudio(右側パネル)→「メモ」欄に、月末の分析結果を貼り付けます。その後、メモを「ソースに変換」ボタンで永続化します。
これにより、翌月以降も「先月のまとめ」がソースとして蓄積され、AIが過去の傾向も含めて分析できるようになります。6ヶ月分、12ヶ月分と積み重なると、自分の変化の軌跡が見えてきます。
音声メモをWhisperでテキスト化する
iPhoneのボイスメモに溜まった音声メモも、NotebookLMで分析できます。iOSのボイスメモに録音した音声をファイル共有でPCに転送し、Whisper(ローカルまたはAPIで利用)に渡してテキストファイルとして書き出します。
日本語音声の場合はwhisper audio.m4a --language jaと指定して実行します。出力はtxt形式で保存されます。まとめて複数件処理したい場合はシンプルなシェルスクリプトで自動化できます。
NotebookLMでiPhoneボイスメモを活用する手順
iPhoneのボイスメモに溜まった音声をどう活用すればよいか——録ったはいいが聞き返す時間がない、という状況に陥っていませんか? iOSのボイスメモに録音した音声をファイル共有でPCに転送し、Whisper(ローカルまたはAPIで利用)に渡してテキストファイルとして書き出すことで、GoogleのNotebookLMで分析できます。
日本語音声の場合はwhisper audio.m4a --language jaと指定して実行します。出力はtxt形式で保存されます。まとめて複数件処理したい場合はシンプルなシェルスクリプトで自動化できます。
NotebookLM(notebook.google.com)にアクセスし、新しいノートブックを作成。「ソースを追加」からテキストファイルをアップロード。複数の音声メモをまとめてアップロードすると、NotebookLMがそれらを横断して分析してくれます。「この音声メモ群に共通するテーマを教えてください」「感情の変化の流れを整理してください」といった質問をチャット欄で入力すると、複数のメモを統合した形で回答が返ってきます。個別のメモでは見えなかった傾向が浮かび上がることがあります。
声景×NotebookLMで実現する「話す→深める→蓄積する」サイクル
声景(Koekei)とNotebookLMは、それぞれ異なる強みを持っています。声景は「録音しながらAIが問いを返してくれる」リアルタイム型ツールであり、NotebookLMは「蓄積した記録を後から分析する」事後整理型ツールです。
この2つを組み合わせることで、より効果的な思考整理サイクルを構築できます。
- 声景で話す: AIの問いかけで思考が深まり、内容の濃い音声が録れる
- NotebookLMで蓄積: 声景での録音を定期的にアップロードして蓄積する
- NotebookLMで分析: 月末に「今月の自分のパターン」を分析する
声景だけでは「今この瞬間の深掘り」に強く、長期的な自己分析はしにくいという弱点があります。一方、NotebookLMだけでは「話す内容が浅い」まま蓄積されやすいという課題があります。両方を使うことで、それぞれの弱点を補完し合い、より深い自己理解へと繋げることができます。
NotebookLMのStudio(右側パネル)→「メモ」欄に、月末の分析結果を貼り付けます。その後、メモを「ソースに変換」ボタンで永続化します。これにより、翌月以降も「先月のまとめ」がソースとして蓄積され、AIが過去の傾向も含めて分析できるようになります。6ヶ月分、12ヶ月分と積み重なると、自分の変化の軌跡が見えてきます。
iPhoneボイスメモからNotebookLMに送って分析する手順
iPhoneのボイスメモに溜まった音声をどう活用すればよいか——録ったはいいが聞き返す時間がない、という状況に陥っていませんか? iOSのボイスメモに録音した音声をファイル共有でPCに転送し、Whisper(ローカルまたはAPIで利用)に渡してテキストファイルとして書き出すことで、GoogleのNotebookLMで分析できます。
日本語音声の場合はwhisper audio.m4a --language jaと指定して実行します。出力はtxt形式で保存されます。まとめて複数件処理したい場合はシンプルなシェルスクリプトで自動化できます。
NotebookLM(notebook.google.com)にアクセスし、新しいノートブックを作成します。「ソースを追加」からテキストファイルをアップロードします。複数の音声メモをまとめてアップロードすると、NotebookLMがそれらを横断して分析してくれます。「この音声メモ群に共通するテーマを教えてください」「感情の変化の流れを整理してください」といった質問をチャット欄で入力すると、複数のメモを統合した形で回答が返ってきます。個別のメモでは見えなかった傾向が浮かび上がることがあります。
声景編集部の見解
声景は音声ジャーナリングの習慣化と自己理解の観点から、NotebookLMとの組み合わせを積極的に紹介しています。声景が「話しながら深める」ツールとして機能する一方、NotebookLMは「蓄積した声を振り返る」ツールとして機能します。まず声景で毎日話す習慣をつくり、月末にNotebookLMで整理する——このサイクルが長期的な自己理解の深化に有効だと考えています。
NotebookLMと音声日記の組み合わせは、「話しっぱなしで終わらない音声記録」を実現します。「テキスト化→コピペ→NotebookLM」のフローは一度設計してしまえばルーティンになります。月に一度、この記事のプロンプトを貼り付けて自分に問いかける——それだけで、1ヶ月の声日記が「自己理解の地図」に変わります。
1ヶ月分の音声をアップロードして「自分がよく使う言葉は何か」を聞いてみるだけで、思いがけない自分のパターンが見えてくることがあります。まず今日の3分間を録音して、来月の自分への素材を作り始めましょう。
音声ジャーナリングを始めてみたい方はこちら → https://koekei.com
NotebookLMで音声日記を分析するためのプロンプト集
音声日記をNotebookLMに入れてみたけど、「何を聞けばいいかわからない」と止まってしまった経験はありませんか?
NotebookLMは音声ファイルや文字起こしをアップロードするだけで、AIが内容を読み込んで質問に答えてくれる強力なツールです。でも、どんなプロンプトを投げるかで得られる気づきの深さがまったく変わります。
ここでは、音声日記との組み合わせで実際に使えるプロンプトを30本、カテゴリ別に公開します。「今日からすぐ使える」という基準で厳選しているので、コピペしてそのまま試してみてください。
NotebookLM×音声日記の基本フロー
まずは全体の流れを確認します。
- 録音: スマートフォンのボイスメモアプリなどで5〜10分話す(テーマは自由)
- アップロード: NotebookLMに音声ファイル、またはテキスト書き起こしをアップロード
- プロンプトを投げる: 以下のテンプレートをそのままコピーして質問する
- 気づきをメモ: AIの回答を読んで、引っかかった言葉だけメモしておく
音声の場合、まずGoogleドキュメントや文字起こしアプリで書き起こしを作り、そのテキストをNotebookLMに貼り付ける方法が安定しやすいです。
プロンプト30本:自己分析・感情整理・目標と振り返り
ここでは、3つのカテゴリに分け、合計30個のプロンプトを紹介します。
【自己分析】10本
自分の思考パターンや価値観を掘り下げるためのプロンプトです。
-
繰り返しテーマの抽出
この音声日記に繰り返し登場しているテーマやキーワードを3つ抽出してください。 -
本当に気にしていることを見つける
私が「気になっている」と感じている出来事の中で、最も強く感情が反応しているのはどの部分ですか? -
価値観の言語化
この日記の内容から、私が大切にしている価値観や信念を読み取れますか? -
思考の癖を見つける
私がよく使う言葉のパターンや、思考の傾向を教えてください。 -
強みの発見
この日記の内容から、私が得意にしていること・自然にできていることはどんなことですか? -
行動と感情のズレを探す
「やった」と言っていることと、そのときの感情がズレている場面はありますか? -
言葉にできていない気持ちを引き出す
日記の中で「よくわからない」「モヤモヤする」と言っている部分について、言葉にするとしたらどんな感情だと思いますか? -
人間関係のパターン分析
登場する人物への感情や評価に、何かパターンや傾向はありますか? -
自己評価の傾向
私は自分のことをポジティブに評価していますか、ネガティブに評価していますか?どのような言葉からそう感じましたか? -
今の自分への一言
この日記を読んだ上で、今の私に一言声をかけるとしたらどんな言葉ですか?
【感情整理】10本
感情の整理や、ストレスの原因を言語化するためのプロンプトです。
-
今日の感情のメインカラー
この日記全体のトーンを色に例えるとしたら何色ですか?その理由も教えてください。 -
何に疲れているかを見つける
「疲れた」「しんどい」という感覚の原因として、何が最も影響しているように見えますか? -
怒りの奥にあるものを探す
私が怒りや苛立ちを感じている場面で、その感情の奥に隠れている気持ちは何だと思いますか? -
喜びの源泉を言語化する
この日記の中で私が一番嬉しかった・楽しかったと感じていたのはどの場面ですか? -
不安の輪郭をはっきりさせる
私が漠然と不安を感じている内容を、できるだけ具体的に言語化してください。 -
感情の変化を時系列で追う
この日記の中で、感情がポジティブからネガティブ(またはその逆)に変わった転換点はどこですか? -
「比べている相手」を見つける
私が誰かと自分を比べている場面はありますか?それはどんな文脈ですか? -
「べき思考」のパターンを探す
「〜しなければならない」「〜であるべきだ」という思考が出てきている箇所を教えてください。 -
安心できる場所・状況を探す
この日記の中で、私がリラックスしている・安心しているのはどんな状況ですか? -
感情の「なぜ」を深掘りする
今日の一番強い感情について、「なぜそう感じたのか」を3段階で掘り下げてください。
【目標・振り返り】10本
週次・月次の振り返りや、目標設定・進捗確認に使えるプロンプトです。
-
今週の収穫を整理する
この1週間の日記から、学んだことや気づいたことを3つ挙げてください。 -
繰り返し先送りしていることを見つける
「やろうと思っているけどできていない」と言及していることはありますか? -
宣言と実行のギャップを確認する
先週・先月に「やる」と言っていたことで、実際にできたこととできなかったことを整理してください。 -
来月の自分への手紙を書いてもらう
この日記の内容を踏まえて、1ヶ月後の私へのメッセージを200字程度で書いてください。 -
優先順位のズレを発見する
私が「大事だ」と言っていることと、実際に時間を使っていることにズレはありますか? -
小さな前進を可視化する
先月と比べて、少しでも前に進んでいると感じられることはありますか? -
理想の1日を言語化する
この日記の内容から、私が「こんな1日を過ごしたい」と思っている状態を描写してください。 -
エネルギーを消耗していることを特定する
私のエネルギーを最も消耗させているのは何ですか?日記の内容から読み取れることを教えてください。 -
今すぐできる小さな一歩を提案してもらう
この日記を読んで、明日すぐに実行できる小さなアクションを1つだけ提案してください。 -
3ヶ月後の自分に向けたメッセージを作る
この日記から読み取れる課題と可能性を踏まえて、3ヶ月後の私が振り返ったときに「あのとき気づいてよかった」と思えるようなメッセージを書いてください。
活用のコツと注意点
コツ1:一度に全部使わない
プロンプトは1〜3本に絞って試すと、答えを読む時間と向き合う余裕が生まれます。全部一気に試すと情報過多になりがちです。
コツ2:週次・月次で「振り返り用」を使う
21〜30番のプロンプトは、1週間分や1ヶ月分の日記をまとめてアップロードしてから使うと効果的です。単日の日記では見えにくいパターンが浮かび上がります。
注意点:NotebookLMの無料版は1日3回まで
音声概要の生成には回数制限があります。プロンプトでの質問は別カウントですが、ノートブックの作成は1回1回を丁寧に使うことをおすすめします。
声景編集部の見解
声景は音声ジャーナリングの習慣化を支援するツールとして、このテーマに深く向き合ってきました。NotebookLMは「録りためた音声に意味を見つける」ための後処理として非常に強力ですが、その前提として「録ること」が習慣になっていることが大切です。録りながら思考を深める声景と、録ったものを分析するNotebookLMを組み合わせると、音声日記の価値がさらに広がります。
「書くのが苦手」「何を書けばいいかわからない」——そんな悩みに応えるのが声景(Koekei)です。声を録るだけで、AIが文脈を読んで問いを返してくれるから、自然と思考が深まります。音声ジャーナリングをもっとやさしく始めたい方に。β版ウェイトリスト受付中 → https://koekei.com
今日から使えるプロンプト30本、ぜひ自分の音声日記に試してみてください。まず1本使ってみて、「このプロンプトは使えそう」と感じたものをブックマークしておくのがおすすめです。NotebookLMと声景を組み合わせて、音声日記を「自己理解のツール」として育てていきましょう。
声景のβ版に先行登録する → https://koekei.com
NotebookLMで会議録音から議事録を自動生成する方法
会議が終わった後、「誰が何を言ったか」「決まったことは何か」「次のアクションは誰が担当か」をメモから起こすのは時間のかかる作業です。録音しておいても、聴き直す時間がなくそのままになる——というパターンも多いです。
GoogleのNotebookLMを使うと、会議の録音データから議事録を自動生成できます。文字起こし不要、特別な準備も不要です。操作は「音声をアップロードして質問するだけ」です。
NotebookLMで議事録を作る基本手順
- STEP 1:会議音声を録音する: スマホのボイスメモ、ZoomやGoogle Meetの録音機能、専用レコーダーなど、方法は問いません。MP3・M4A・WAV形式に対応しています。
- STEP 2:NotebookLMにアップロードする:
- notebooklm.google.com にアクセス
- 「ノートブックを新規作成」
- 「ソースを追加」→「音声ファイル」を選択してアップロード 1〜2時間の会議録音なら、処理に5分以内かかります。
- STEP 3:質問して議事録を生成する: チャット欄に以下のような質問を入力します。
- 「今日の会議で決まったことを箇条書きでまとめてください」
- 「各参加者の発言の要点を人物別に整理してください」
- 「次回までに誰が何をすべきか、アクションリストを作ってください」
- 「決まらなかった課題・宿題事項は何でしたか?」
精度を上げるための3つのコツ
- 会議資料もあわせてアップロードする: アジェンダPDFやスライドを音声と同じノートブックに追加すると、AIが「この件が話し合われていたのはアジェンダの第2項目」のような文脈での整理ができます。
- 話者を事前に告知する: 「この録音には3名が参加しています:田中、山田、鈴木です」という情報をメモに入れると、話者分離の精度が上がります。
- 長い会議は1時間ずつ分割する: 2時間超の会議は1時間ごとに分割してアップロードすると処理が安定します。
音声日記との応用:1on1やチームMTGの記録にも使える
NotebookLMの会議録音活用は、ビジネスの議事録だけに限りません。
- 1on1の録音を蓄積して「この3ヶ月でメンバーが繰り返し言っていたことは何か」を分析する
- コーチング・カウンセリングセッションの記録を振り返りに使う(プライバシーに注意が必要)
- 家族の重要な話し合いの記録を整理する
「後から聴き直す気になれない」音声が、質問するだけで要点を出してくれるツールになります。
声景編集部の見解
声景は音声と思考・表現に関する観点から、会議録音の活用と音声日記の活用は同じ根を持つと考えています。「声で記録する→AIで整理する」というフローは、仕事でも私生活でも機能します。声景での音声日記習慣は、会議録音の活用スキルとも自然につながります。
声景(Koekei)は、録音しながらAIがリアルタイムで「問いのカード」を差し込むジャーナリングツールです。波の音が入ったら「この景色を見てどう感じましたか?」、沈黙が続いたら「今、何を考えていますか?」——声と映像から文脈を読んで、思考を深める問いを返してくれます。現在β版のウェイトリストを受け付けています。
NotebookLMへの音声アップロードは無料で試せます。次の会議でスマホを録音モードにしておくだけで始められます。議事録を書く30分を別のことに使えるようになったら、音声記録の習慣を広げてみてください。
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