音声配信を始める前に確認したい著作権と肖像権の基礎知識
音声配信を始める前に確認したい著作権と肖像権の基礎知識
「音楽をBGMに使いたい」「ゲストを呼んで収録したい」「本や記事の内容を紹介したい」——ポッドキャストや音声配信を始めようとすると、著作権や肖像権に関わる場面が意外と多くあります。
「知らなかった」では済まないこともあるので、配信を始める前に基本的な知識を確認しておきましょう。ここで紹介するのは一般的な情報であり、具体的な判断は専門家(弁護士・著作権に詳しい専門家)への相談を推奨します。
音声配信で気をつけたい著作権の基本
BGMに市販の音楽を使ってはいけない
CDや音楽配信サービスで販売されている楽曲をBGMとして使用することは、原則として著作権侵害になります。音楽には「作曲者・作詞者の著作権」と「実演家(歌手・演奏者)の著作隣接権」があります。
代替手段として、著作権フリー・ロイヤリティフリーの音楽を使用することをおすすめします。「フリーBGM」で検索すると、商用利用可能な音楽を無料で提供しているサービスが多数見つかります。利用規約を必ず確認してから使用しましょう。
本や記事の内容を「そのまま読む」のはNG
書籍や新聞・ウェブ記事の内容をそのまま読み上げることは、著作権侵害になる可能性があります。「内容を参考に、自分の言葉で解説・紹介する」という形なら問題になりにくいですが、どこまでが引用でどこからが侵害かは判断が難しいケースもあります。
他の番組のクリップを使用する場合
他のポッドキャストや動画の一部を引用・紹介する場合も、著作権の問題が生じます。「引用」として認められるには出典の明示・引用の必要性・量的な適切さなどの要件があります。
ゲスト収録と肖像権・プライバシー
ゲストを招いて収録する場合、あらかじめ以下を確認・合意しておくことが重要です。
収録と配信への同意:「録音すること」と「公開すること」の両方について、明示的な同意を得ることをおすすめします。口頭でも可ですが、トラブル防止のためにメッセージやメールで記録に残しておくと安心です。
個人情報の扱い:ゲストの氏名・所属・連絡先などの個人情報は、公開の範囲についてあらかじめ確認しましょう。
後から削除の申し出があった場合:公開後にゲストから「削除してほしい」と申し出があった場合の対応方針も、事前に決めておくと安心です。
JASRACとポッドキャストのBGM問題
JASRACは音楽著作権を管理する公益社団法人です。テレビ・ラジオなどの商業放送はJASRACと包括的な利用許諾契約を結んでいますが、個人のポッドキャストは基本的にこの枠外です。
ポッドキャストで市販の音楽を使いたい場合は、JASRACへの申請・利用料の支払いが必要になる場合があります。手続きが複雑なため、多くの個人配信者は著作権フリー音楽を選んでいます。
安全に配信するための実践的チェックリスト
配信前に確認したいポイントをまとめます。
- BGM・SE:著作権フリーのものを使用しているか
- 楽曲:使用許諾を得ているか、または著作権フリーか
- 書籍・記事の紹介:そのまま読み上げず、自分の言葉で紹介しているか
- ゲスト:収録・公開への同意を得ているか
- 個人情報:公開範囲についてゲストと合意しているか
声景編集部の見解
声景では、音声コンテンツ制作を始めたい方が安心して発信できる環境を大切にしています。著作権の問題は「知らなかった」では済まないことがありますが、基本を押さえることで多くのリスクは回避できます。ルールを理解した上で、音声の世界を楽しんでいただければと思います。
声景(Koekei)は、録音しながらAIがリアルタイムで「問いのカード」を差し込むジャーナリングツールです。個人の音声記録から始まり、音声コンテンツの世界への第一歩を支援します。β版ウェイトリスト受付中。
著作権と肖像権は難しそうに感じますが、基本を押さえれば大部分のリスクは避けられます。BGMは著作権フリーを選ぶ、ゲストからは事前に同意を得る、書籍は要約・紹介にとどめる——この3点を守るだけで、多くの問題は未然に防げます。
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