ジャンクジャーナルとは何か雑誌の切り抜きで始める日記術
「日記を書こうとしても、毎回白紙のページが怖くて手が止まる」——そんな経験はないでしょうか。整った文章で記録しなければという思い込みが、日記を続けられない大きな原因のひとつです。ジャンクジャーナルは、そのプレッシャーをまるごと取り除いてくれる日記術です。雑誌の切り抜き、包み紙、チケットの半券、マスキングテープ——「ジャンク(がらくた)」と呼ばれる身近な素材を貼り付けながら作るコラージュ日記で、書くことが苦手な人でも視覚的に自分を記録できます。この記事では、ジャンクジャーナルとは何か、その魅力と始め方を解説します。
ジャンクジャーナルとは何か
ジャンクジャーナルとは、廃材や印刷物の切れ端など「使い捨て」にされがちな素材を集めてノートに貼り付け、日記や記録として仕上げていくクラフトです。英語圏のハンドメイド文化から広がり、近年は日本でも趣味として親しまれています。
「ジャーナル」という名前がついていますが、文章を書くことは必須ではありません。気に入った写真を切り貼りする、包装紙の模様を背景に使う、スタンプを押す、ペンで一言だけ添える——その組み合わせは完全に自由です。完成したページが「美しいかどうか」よりも「自分が楽しんで作れたかどうか」が重視される点が、この日記術の大きな特徴です。
「ジャンク」という言葉に抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、ここでのジャンクは「不完全でいいもの」「完璧さを求めないもの」というニュアンスです。余白があっていい、歪んでいていい、何ページか空白でもいい——そういうゆるさがジャンクジャーナルの本質です。
始めるために必要な材料
ジャンクジャーナルを始めるにあたって、特別なものを購入する必要はほとんどありません。基本的な材料はすべて家にあるものや、すぐに手に入るものです。
まずノートまたはバインダーを用意します。白紙のスケッチブックでも、100円ショップのノートでも構いません。むしろ高価なノートよりも気軽に使えるものの方が、ジャンクジャーナルには向いています。
次に、貼り付けるための素材を集めます。雑誌や広告の切り抜き、包装紙、紙袋の一部、紙ナプキン、映画のパンフレット、旅行先のパンフレット、レシート——日常的に手に入る紙素材はすべて素材になります。はさみ、のり、マスキングテープがあれば最低限の道具は揃います。
余裕があれば、スタンプやスタンプインク、カラーペン、水彩絵の具を加えると表現の幅が広がりますが、これらは始めてからゆっくりと揃えていけば十分です。
ページの作り方と内省への活かし方
ジャンクジャーナルのページを作るときに多くの人が発見するのは、素材を選ぶ行為自体が自分の気分や価値観を反映しているということです。「今日はなぜかこの色が気になった」「このキャッチコピーが刺さった」——何を選ぶかに、そのときの自分の内側が現れます。
内省として活用する方法のひとつは、「今週の気分を色で選ぶ」というアプローチです。雑誌の中から今の気持ちに近い色のページを選んで切り貼りするだけで、言語化できない感情が視覚的に記録されます。
また、「今月のキーワード」を貼り付けるページを作ることも効果的です。気になった言葉、心に残った広告のフレーズ、好きだと思った写真の中の一言——これらを一枚のページに集めると、その時期の自分が何に惹かれていたかが見えてきます。文章を書くことが難しい時期でも、切り貼りだけで自分の記録を残せるのがジャンクジャーナルの強みです。
声景編集部の見解
ジャンクジャーナルが多くの人に受け入れられている理由は、「正解がない」という点にあると私たちは考えています。完璧な日記を目指すのではなく、今の自分の感覚を何らかの形で残すことに価値がある——その考え方は、文章でも声でも、あらゆる記録の実践に通じます。完成度よりも継続が、自己理解を深めていく本質的な力です。
声景について
切り貼りで内省を楽しんでいる人の中には、声でも記録してみたいと感じる人がいるかもしれません。声景(Koekei)は、録音しながらAIがリアルタイムで「問いのカード」を差し込むジャーナリングツールです。ジャンクジャーナルを作りながら「なぜこの素材を選んだのか」「このページが象徴していることは何か」を声で話すことで、視覚的な記録に言語の層が加わります。現在β版のウェイトリストを受け付けています。切り貼りと声録りを組み合わせることで、ジャーナリングの体験が一段と豊かになります。
まとめ
- ジャンクジャーナルは廃材や印刷物を貼り付けて作るコラージュ日記で、文章力不要
- 特別な材料は不要で、雑誌の切り抜きや包装紙など身近な素材ですぐに始められる
- 素材を選ぶ行為自体が内省になり、言語化できない感情を視覚的に残せる
完璧なページである必要はありません。今日気になった一枚を貼るだけで、立派なジャンクジャーナルの始まりです。
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波の音が入ったら「この景色を見てどう感じましたか?」、沈黙が続いたら「今、何を考えていますか?」—— 声と映像から文脈を読んで、内省を深める問いをリアルタイムで返します。
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